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裂キオリ紅ヲ(小宮山 牧子)裂き織、手織りのバッグやポーチ

裂キオリ紅ヲ(小宮山 牧子)裂き織、手織りのバッグやポーチ
生地を裂いて糸に、織ってまた生地に…裂き織作家、裂キオリ紅ヲ
裂キオリ紅ヲ 作品「裂き織(さきおり)」というのは、古くなった布を細く裂いて、長い糸のようにして再び織って生地をつくる、という織物の技法の一種です。
世界中で古くから存在する技法であり、日本でも江戸時代頃から作られていた織物です。繊維物が貴重だった時代、古い生地を無駄なく新しいものへと生まれ変わらせる方法のひとつでした。
小宮山さんはその裂き織で古い着物をバッグやポーチなどにリメイクする手織りの作家さんです。小型の機織りを使って、生地を裂くところから織りや縫製まですべて自分で作業されています。
「女の子には“べにおちゃん”という名前をつけたい」という思いが込められたのが、作家名である「裂キオリ紅ヲ(さきおりべにお)」の由来だとか。
着物の生地という和のアイテムをつかう作品によく似合うお名前だなと思いました。
もともと山梨の郡内地方で生まれ育った小宮山さんですが、機織りや裁縫などは無縁だったそうです。甲州郡内織という織物が盛んなこの地域において、機織りというのは本格的な機織りや技術が必要とされる、むしろ敷居の高いものでした。
3年ほど前、本で古い布をさまざまな方法でリメイクできることを知り、古生地にはいろいろなリメイク方があるんだな、と知ったのが始まり。その後、手芸店で卓上のちいさな機織り機の存在を知って、ためしに体験教室に参加。そこで機織りのおもしろさに気が付きました。
最初はマットのような単純に1枚布で作れるものから始まったとのことですが、あるとき実家に眠っていた祖母の形見の着物をほどき、機織りを使って生地にしてバッグを作ったのが、裂き織の作家としての第一歩となりました。
元生地の色と柄が織りなす複雑な模様やフリルがかわいいバッグやポーチ
裂キオリ紅ヲ 作品小宮山さんが現在作っている作品は、バッグやポーチ、コサージュなどがメインとなっています。
素材は着物がほとんどなので絹や木綿、たまに変わり種でデニム生地を使うこともあります。
作品で目を引くのが、元の生地の柄をそのまま活かしたフリルの飾り。これは織っている段階で、先に生地を引っ張りだしているもので、本体と一緒になっているのが特徴です。
生地を糸として使っているからこそできる表現です。
和風の素材でも重くなりすぎない、洋服にもマッチするデザインになり、生地を裂いたことでできる糸のほつれもフリンジのようなかわいらしい演出に一役買います。
小宮山さんの場合、まず元となる生地を裂くときはフリルのために2cm幅ぐらいに生地を裂いていきます。手で裂けない固い素材の場合はカッターなどを使うこともあるそうです。
最初、生地を糸に??とうまく想像がつかなかったのですが、一着の生地が1本の糸状になるよう、端を切らずに折り返しながら裂いていくと、1枚の布地が1本のほそながい紐のようになります。それを毛糸玉のようにしてまとめて保管しておくのだそうです。
2cm幅になった生地を横糸にして、織り機に通していき、バッグやポーチの生地を織っていきます。
織りながら色や柄の雰囲気を見つつ、だいたいの形やデザインを組み立てるのだとか。そこでデザインに合わせて、フリルにするところは生地をひっぱりだし、周りは目を詰めていきます。
すでに色柄のある生地だったものをぎゅっと圧縮させながら織っていくので、新たな生地となる頃にはさらに複雑な色柄となって、元の生地とはまるで違う印象の仕上がりになることもしばしば。
当初合わせようとした色の組み合わせも、相性が良さそうに思えたものが違ってきたり、その逆もあったり。
ちょっとした模様や色のアクセントが、思わぬ表情をみせていく、織ってみて初めて発見できる。それがとてもおもしろいんですよ、と小宮山さん。
多くの工程を丁寧にこなして、やっと出来上がる一点もの
裂キオリ紅ヲ 作品手織り、というだけでもかなり時間がかかりそうな印象ですが、織るまでの工程が多いのも苦労するところです。
まず着物をほどき、洗って、必要に応じてアイロン、裂く、織り機に縦糸を張って、ようやく織りが始まります。
そしてなにより、裂くときのホコリや糸くずが多いので、マスクも必須です。
ひとつの着物(生地)に対してこれだけの作業が必要になるので、生地を仕入れたあとは「今日はほどく日」「今日は洗う日」と決め、いっきにまとめておこなうのだとか。
裂く前までの下処理を済ませておけば、多少はスムーズに作業が進められるのだそうです。
織りはじめてからの道のりもまだまだかかります。時間をかけてようやく織り上がったあとの生地を、水に通して縮め、そこから採寸をして各パーツのサイズをきめます。そして端を厳重にほつれどめをほどこして、ようやく裁断ができるそうです。
多くの工程と時間を経てできあがる作品。作品をつくるたびに、同じ作業工程を長時間繰り返すというのは、モチベーションの維持に苦労することもあるそうです。
それでも大切に織られ、できあがった作品はひとつとして同じものがない1点もの。作り手はもちろんのこと、手にしたお客さんにとっても、末永く大事に使いたい一品となっているはず。
悩んだり思い通りにいかないのも魅力であり、新しい発見のきっかけ
裂キオリ紅ヲ 作品小宮山さんが現在作っている作品は、バッグやポーチ、コサージュなどがメインとなっています。
素材は着物がほとんどなので絹や木綿、たまに変わり種でデニム生地を使うこともあります。
作品で目を引くのが、元の生地の柄をそのまま活かしたフリルの飾り。これは織っている段階で、先に生地を引っ張りだしているもので、本体と一緒になっているのが特徴です。
生地を糸として使っているからこそできる表現です。
和風の素材でも重くなりすぎない、洋服にもマッチするデザインになり、生地を裂いたことでできる糸のほつれもフリンジのようなかわいらしい演出に一役買います。
小宮山さんの場合、まず元となる生地を裂くときはフリルのために2cm幅ぐらいに生地を裂いていきます。手で裂けない固い素材の場合はカッターなどを使うこともあるそうです。
最初、生地を糸に??とうまく想像がつかなかったのですが、一着の生地が1本の糸状になるよう、端を切らずに折り返しながら裂いていくと、1枚の布地が1本のほそながい紐のようになります。それを毛糸玉のようにしてまとめて保管しておくのだそうです。
2cm幅になった生地を横糸にして、織り機に通していき、バッグやポーチの生地を織っていきます。
織りながら色や柄の雰囲気を見つつ、だいたいの形やデザインを組み立てるのだとか。そこでデザインに合わせて、フリルにするところは生地をひっぱりだし、周りは目を詰めていきます。
すでに色柄のある生地だったものをぎゅっと圧縮させながら織っていくので、新たな生地となる頃にはさらに複雑な色柄となって、元の生地とはまるで違う印象の仕上がりになることもしばしば。
当初合わせようとした色の組み合わせも、相性が良さそうに思えたものが違ってきたり、その逆もあったり。
ちょっとした模様や色のアクセントが、思わぬ表情をみせていく、織ってみて初めて発見できる。それがとてもおもしろいんですよ、と小宮山さん。
プロフィール
2011年 古着物を使った裂き織で作品をつくり始める
2012年秋 郡内で年に2回開催される展示会へ出展を始める
2013年 ライフスタイルマガジン「晴耕雨読 17号」へ掲載
2014年 山梨市の酒蔵マーケットにてクラフトマーケット初出展
裂キオリ紅ヲ(小宮山 牧子)
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