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マツウラ生活道具店 木工家具・雑貨

マツウラ生活道具店 木工家具・雑貨
木工に惹かれて…夫婦で始めた手作り木工の道
Jing 作品松浦さんご夫妻が「マツウラ生活道具店」を始められたのは2012年から。生活の中で使いやすく、長持ちする手作りの木工品を使ってもらいたいという思いで、夫婦でアイデアを出し合いながら木工家具や雑貨作りをされています。
もともと名古屋の方で別のお仕事をされていたご主人の松浦さん。仕事をしていく中で、形に残る仕事をしてみたい、ものづくりに携わっていきたい、と考えるようになりました。
そして木に囲まれた環境で育ってきたこともあり、木という素材に親しみがあったという松浦さんは木工を学んでみようと決意。岐阜県高山市にある木工専門の学校へ行き2年間勉強し、卒業後は同じく高山市で家具製作の工房へ務めていました。
奥様の亜由美さんも大学を卒業後、松浦さんと同じく高山市の学校で木工を勉強され、飛騨市の工房で働いていました。そしてお二人は結婚。やがて出産を機に、2011年には亜由美さんの実家がある山梨へ移住し、しばらくの準備期間を経て、2012年に「マツウラ生活道具店」がスタートしました。
マツウラ生活道具店の作品づくりは、亜由美さんが出したアイデアを松浦さんが木工でカタチにするというのが基本のスタイル。二人とも制作のノウハウは持っていますが、現在亜由美さんは子育てに専念するため、制作は専ら松浦さんがおこなっています。
使う人の目線で、試行錯誤を重ねて作るオリジナルの木工作品
Jing 作品マツウラ生活道具店では、オーダーでテーブルや建具などを制作するほか、二人でデザインして作るオリジナルの生活雑貨を制作・販売しています。
現在主に定番として販売されているのは、トレーやカッティングボード、マグネットなどのキッチン雑貨に、額や飾り棚のようなインテリアアイテムなど。
いずれも、木のぬくもりや優しい輪郭を保ちながらも、すっきりとシンプルなデザインに仕上がっていて、とてもオシャレ。
作品の中でよく使う木材は、ナラ・チェリー・ブラックウォルナット。販売している作品はこれら3バリエーションで展開されることが多いです。
もともと使い慣れていた木材であることと、また3つ並べるとそれぞれの色合いがはっきりと別れるので、見映えもいいのだとのこと。
その他にはタモやサクラなど、またオーダーメイドの場合はお客さんが指定される木材を使用することもあるそうです。
取材に伺ったお宅の中も、手作りの木工家具や小物がそこかしこにちりばめられており、生活の中で使いやすいものを作っているという姿勢が伺えました。
できれば自分たちとおなじ、30〜40代ぐらいの人に使ってもらいたいんです、と松浦さん。亜由美さんが出すアイデアは、主婦目線での使う側の気持ちを考えたものが多いそうです。だから、出来上がる作品は必然と生活の中になじみやすいものになります。
松浦さんが自分だけで作ろうとすると、つい作り手側の目線で、作りやすさや素材の加工しやすさなどに目がいってしまいがちになるのだそうですが、亜由美さんから出されるアイデアは違った視線からになるのが面白くもあり、難しくもあり。要望に応えるには悩んでしまう場面も多々あるのだとか。
その都度学校や勤務先で勉強したことにこだわらず、いろいろなことに挑戦していく過程で、新しい技術や工法も身に付いたりと、生みの苦しみも楽しみのひとつになってきました、とお話しくださいました。
生活を豊かにする、木の手触りを大切に
Jing 作品自分たちが作りたいものや欲しいものと、お客さんが求めるものや使いやすいもの、などそれぞれの思いを汲み上げながら新しい作品を考えていくのはもちろん大変ですが、オリジナル作品を作る上での魅力でもあります。
試作を作って実際に家の中で使ってみたり、一度完成した作品も改良を加えてリニューアルしたり、と二人で常に試行錯誤を繰り返しながら、よりいいものを作っていく努力は惜しみません。
今後は、ダイニングチェアのような椅子も作っていってみたいとのこと。お子様が座るような小さな椅子は作品にありますが、ダイニングセットとして、テーブルと椅子を出せるようになれればとのお話。
また、まだ漠然とではありますが、工房の2階にあいたスペースがあるので、そこを利用してワークショップなども開けたら、という計画もあるのだそうです。
親子で参加して、簡単な木工作品をつくれて、みんなに木のよさを身近に感じてもらえるような機会が提供できればとのこと。実現されるのが楽しみですね。
松浦さんは、自宅用に作ったダイニングテーブルを完成させ、家の中に設置したときはご自身で心から「ああ、いいな」と思ったのだそうです。
木の質感や手触りはなにものにも代え難いもの。手作りのものなので決して安くはありませんが、丁寧に作られた木の家具や小物がキッチンやリビングにあるという、それだけでも心が豊かになれます。それをもっといろんな人に知ってもらいたいですし、そこに自分たちが作った作品があって長く愛用してもらえれば嬉しいです、と松浦さんはおっしゃいました。
人にも木材にも優しい、無駄を出さない作品づくりを
Jing 作品ご自宅の近くにある、松浦さんの工房へもお邪魔しました。ガレージを改装してつくられた工房は、大きな木工機械や各種工具が並びます。
何か思い入れのある機械や道具はありますか?と伺いますと、「伝統的な工法である蟻桟(ありざん)の加工を施したつくりが好きなので、これだけはやりたいと思いました。それに使う機械や道具は一番最初にそろえましたし、やはり愛着があります」とお話しくださいました。
蟻桟(ありざん)とは、テーブルなどの大きな木材の反りを防ぐために、天板の裏に添える木を留める時などに使う工法です。金属のビスなどを使わずに木材を噛み合わせることで支えあうような形になります。
手間もそれなりにかかりますが、仕上がりや持ちのよさもいいのだそうで、松浦さんが一番好きな加工技術だそうです。
そして工房の片隅には大きな袋につめられた木屑がつまれていました。制作の過程で出る木っ端も無駄なく使えるように、と小さな小物も制作していますが、それでも出てしまうのは木屑。ただ捨てるのはもったいないので、こちらは畑等の肥料として使うそうです。
あまった木が「もったいない」と思うようになったのは個人で木材を仕入れるようになって初めて実感したこと。木材の無駄がでないようにという意識は常に持っている松浦さん。
オリジナル作品のアイデアを出す中で、さらに手元にある材料をいかに無駄を出さずに使えるアイテムを作り出すか・・・それが難しく悩ましいこともありますが、そういった苦労含めての楽しさが木工にはあるそうです。
ご夫婦でアイデアや意見を出しながら、木材と使う人両方のことを考えて一生懸命作るオリジナルの木工家具や雑貨は、きっと持つ人に長く寄り添ってくれる素敵な一品となるはず。
現在は、店舗や委託販売等はなく、松浦さんのオリジナル作品はイベント等で販売するのみとなっています。今後は出店するイベントも増やしていくとのことですから、機会があれば実際の作品を手に取ってみてください。
プロフィール
【松浦 秀昭】
1971年生まれ
愛知県名古屋市出身
岐阜県高山市で2年間木工を学び、卒業後、同市の家具工房で5年間家具製作に従事
2012年、山梨県甲府市にて妻と共にマツウラ生活道具店開業
【松浦 亜由美】
1981年生まれ
山梨県甲府市出身
高山市で2年間木工を学んだ後、岐阜県飛騨市の家具工房で2年半クラフト制作に従事
長女の出産を機に山梨県甲府市へ帰郷、マツウラ生活道具店開業
マツウラ生活道具店
ホームページ マツウラ生活道具店 since2012
オリジナルの木工家具やインテリア雑貨・小物等は現在クラフトマーケットなどのイベントで販売中。その他オーダー家具も承っております。
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